できる場合とできない場合があります。
貸金業者に支払い能力が残っている場合、返還請求は可能です。
返還請求を行えば、たとえ全額回収は無理でも、その一部を回収できる可能性があります。
貸金業者に支払い能力が全くない場合、返還請求はできません。
泣き寝入りで終わってしまうパターンですね。
支払い能力がない以上、どんなに凄腕の弁護士に頼んでも、貸金業者から回収はできません。
もし、過払い金が何十万、何百万もあるのに、返還請求できずに終わってしまったら、かなり悔しいだろうと思います。
金を借りた貸金業者が経営破綻してしまい、一円も回収できずに終わる事は、確率上、滅多にしかありません。
しかし、だからといって、返還請求を先延ばしにするのは良くない事です。
払い過ぎた利息を確実に取り戻すためにも、あなたはできるだけ早く返還請求する必要があります。
また、過払い金の返還請求は、最終取引日から10年が経つと時効になり、できなくなります。
時効が成立してしまうと、たとえ、貸金業者が経営破綻していなくても、回収できなくなります。
払い過ぎた利息は、回収できる間にするべきですね。